明るいナショナル -3

1951年　ナショナル AS-450　マジックアイ付き

...

オールウェーブ受信機、３バンド高周波増幅付きの最高級モデル

下位モデルAS-350は短波の受信周波数が5〜28MHzになっているが、これは2.5〜7.5MHzと7.5〜22MHz

20MHz以上は太陽黒点の多い時期しか遠くまで届かない為 普通は放送局数が少ない、よって22MHz以上が受信
出来るより5MHz以下が受信出来る方が実用的、又 短波受信帯域が2分割されているため、チューニングし易い

中身は高周波増幅とマジックアイが付いた6球 + アイ付スーパー

感度は非常に良くオールウェーブ受信機としては実用的で中波放送も安定して受信可能

スピーカーは小型6吋フィールドダイナミック型、低域が出にくいが聞きにくい音ではない　Hi-Fi仕様ではないが、
3段切替トーンコントロール／PU入力付　昭和27〜9年生産、あまりに高価すぎて売れなかったのか比較的珍しい

 　祖父が購入したもの

惜しい事に前面下部の木製パネルが欠損している（このモデルの持病らしい）

使用真空管：6D6. 6WC5. 6D6. 6ZDH3A. 42. 80BK. 6E5
受信周波数：525-1605KC(MW) / 2.5-7.5MC(SW) / 7.5-22MC(SW) 定価：30,400円（発売当時）

マジックアイが放つ奇麗な緑光色、微かに記憶あり

最近は真空管オーディオも見直されているそうな　出来れば直して使いたい

参考サイト：
アンティークラジオ展示会
http://www.geocities.jp/antique_radio_exhibition/index.html　
マジックアイとは
http://www.k2.dion.ne.jp/~jm7ock/radio/MAGICEYE.HTM
http://www.ne.jp/asahi/uchio/tokyo/tube/magiceye/index.html

コメント 24

おぉー、まぐろの目玉？かと思ってしまいました。（笑）
この編み編みはスピーカー部なんですよね。
あじろ風に出来てて味がありますね～！
by jamayan (2007-01-14 16:15) 

うんちくさんのコメントを拝見して、その深さにびっくりしています。
発売当時の値段３０４００円って、今だったらいくら位になるんでしょう。
きっといい音で放送が聴けたのでしょうねえ。
お祖父様はオーディオのご趣味があったのでしょうか。
by ナツパパ (2007-01-14 18:13) 

>うんちくさん
流石うんちくさん、お詳しい。マジックアイをリアルタイムで経験されているのはおそらく昭和20年代生まれの方まででは(^^
このラジオ、我家では昭和30年代後半まで稼働していたと思うのですが、殆ど記憶がありません。久々に引っ張り出して動かそうとしたのですが、ACコードが無い...時間切れで諦めました。
ネットを探すと回路図までアップされてました。便利な世の中だ。
http://radiokobo.sakura.ne.jp/G/circuits/5/nationalAS-450.html
これがあれば治るかな。
by gop (2007-01-14 18:42) 

>jamayanさん
この時代のラジオはスピーカーネットがいい味を出してますよね。
やはり経年変化でボロボロになる様で、レストアされている方もいらっしゃいました。やはりスケール下の木製パネルは剥離してしまう様です。
http://www.geocities.jp/ess_ram/AS450.html
by gop (2007-01-14 18:52) 

>ナツパパさん
祖父はモノにはコダワリを持っていた様で、今回他にも色々と発掘してきました。追々紹介させて頂きますね。しかしこんな事なら生前に詳しく話を聞いておくべきでした。
お値段は今の貨幣価値に置き換えるとおそらく10万位でしょうか。オークションサイトを見ると3万程度で取引されている様です。
by gop (2007-01-14 18:53) 

>うんちくさん
何故か頂いたコメント消えちゃいました、ご免なさい。
by gop (2007-01-14 18:57) 

Gopさん
>>コメント消えちゃいました<<
ひどぉぉぉぉい！Gopさんが苛めるぅぅぅぅ（号泣）。
シャキィ～～～ん・・・立ち直りが早いのだ。
今日土佐山田駅でタイガース電車・・・ディーゼル車に乗って来たからご機嫌なのだ。
　で？もう動かないですか？それ？？
手持ちに同じ真空管が有ったんですが小遣いに困って売り飛ばしてしまいますた。
　ちなみに５本（６E５以外）セットで４千円位の値段でしたっけ・・・そだこんな事やってるからGopさんみたくお宝が残らないんだな。
　箱は腕の良い大工さんに頼むか剥がれた部位だけなら似た様な突板がハンズで売ってるんで適当にカットしてボンドで張り付ければ直るし、ラジオ本体はコイルさえ元気なら後の部品は大体手に入ります。
　まあ高級とは言えシングルスーパーなんで何とかなると思います。
Gopさん
>>マジックアイをリアルタイムで経験<<
　あのね・・・それは無いでしょぉ・・・（涙）
ワタシ自身は通信用なんでSメーターで検波してましたよん。
てか流石にテレビ世代なんであんまラジオはねぇ・・・
では高知のネオンの波に乗ってサーフィンしてきます。（←要するに酔っ払い）
　
by うんちく (2007-01-14 19:12) 

>うんちくさん
すいません原因不明です、申し訳ありません...m(__)m.
レストアする時には、またお知恵拝借させて下さいね。
では良い旅を〜。
by gop (2007-01-14 20:35) 

なんつうか、......コレはまさに「水を得た魚」ですな、>うんちくセンパイ。(笑)
by 117おやじ (2007-01-15 00:06) 

な、懐かしい真空管ラジオですか。我が家にももっと廉価版のラジオがあったはずですが、旧実家の廃屋の中に眠ってると思います。
真空管の明かりが温かみがあって好きでした。確か数年前に車のアンプでどこかのメーカーが真空管を用いた機種を出したとき、欲しくなりましたね。
by ’８０ＸＥ　ＰＡ９６Ｅ (2007-01-15 01:16) 

よく残ってましたね。
これに使えるかはさだかではないですが
Radio用真空管(RCA/Radiotron)持ってましたが、
昨年末にどうせ使わないからとかなりの数を
処分してしまいました・・・残念!!!
by piazza (2007-01-15 16:48) 

>117おやじさん
最初に、ガラクタ発言の件、大変失礼致しました..m(__)m
申し訳ありません。
うんちくセンパイは今日高知からお帰りでしょうか。
また改めて新年会でもやりたいですね。
by gop (2007-01-15 17:09) 

>'80XE PA96Eさん
お正月TVで真空管アンプのお店を紹介していてこのラジオの事を思い出しました。ただし、東海地区ローカル番組だった様で、
http://cgi4.nhk.or.jp/hensei/program/p.cgi?area=302&date=2007-01-05&ch=21&eid=50519
このお店です。
http://www.kit-ya.jp/
トヨタ系列の子会社の様で、今では全国から注文が有り年商3億とか。
自動車用真空管AVアンプがあるのですか？私AVの方はとんと無知なもので。
by gop (2007-01-15 17:14) 

>yoshiさん
正月、納戸の奥から引っ張り出してみました。
今真空管は貴重なので、オークションでも売れると思いますよ、ほら。
http://list3.auctions.yahoo.co.jp/jp/2084046926-category-leaf.html?alocale=0jp&s1=cbids&o1=d&mode=1&apg=4
勿体ない〜。
by gop (2007-01-15 17:14) 

Gopさん
>>今日高知からお帰りでしょうか。<<
はぃっ！愛媛～高知ツァーも無事終えて只今高知空港内のお店でビール呑んでます。
しかしゆで卵一個でビールお代わりすると結構辛いものがあります。
　例のラジオは専門でレストアをやってる業者も有りますが劣悪な業者も多いと聞きます。
もしレストアされるのであれば当方に標準信号発生器とかシンクロスコープとか測定器はほぼ完備してますんで請負ますよ。
（勿論部品代だけの実費でOKです。）
GopさんⅡ
>>また改めて新年会でもやりたいですね。<<　
はぁ～～い！呑み会大好きなんでいつでも・・・と言いたいんですが今月中はかなりタイトです。
事前に予定をお教え戴ければ調整しま～～す。
では飛びます飛びます！
by うんちく (2007-01-15 18:42) 

半世紀以上も前のものが残っているとは、アッパレですね！
たまたま１９５４年の不動産取引の資料があるのが・・・北区の京浜東北線某駅から徒歩１分で坪１万円とありますから、今の貨幣価値で考えると、想像もつかないほど高級なものなんですね。ラーメンとか、多分４０～５０円の時代ですよね。いいものを見せて頂きました。
by セイウチ (2007-01-15 18:53) 

>うんちくさん
出張お疲れさまでした。名古屋から輸送するのも結構厄介なのですが...その時には宜しく御願い致します。
新年会の件、来週末また徳島のHさんが来られる様なのですが、今回はご家族ご一緒らしいです(^^　なので今回はパス。私も月末まで結構詰まっているので来月に入ってからでいかがでしょう。
by gop (2007-01-15 19:20) 

>セイウチさん
ここ最近、ご無礼しております。申し訳ございません。
探しましたらこんなサイトがありました。
「ラジオ放送と受信機、真空管の歴史」
http://www.d3.dion.ne.jp/~t_uchita/index3.html
ラジオ関係及び当時の世相、出来事が記載されており、1951年のサラリーマンの平均給与が13,000円となっています。1953年は、
「テレビジョン発売されるが大変に高価」
・１７インチコンソール型テレビ　29万円
・１４インチ普及型テレビ　17万円
・5球スーパーラジオ　12,500円
・米　1キロ　68円
テレビはケタが違いますね...
by gop (2007-01-15 19:31) 

すんません、このラジオ５球スーパーじゃ無くて高周波増幅が一段付いた６球式の（７）高１中１ですね。
　６Ｄ６（高周波増幅）６ＷＣ５（周波数変換）６Ｄ６（中間周波増幅）６ＺＰ１（検波＆電圧増幅）４２（電力増幅）８０ＢＫ（整流）６Ｅ５（マジックアイ）で全てＳＴ管で構成されてますね。
　何が珍しいかと言うと初段に６Ｄ６による高周波増幅が入っているのがかなり珍しいです。
当時の天才少年コト私（核爆）が作った受信機は更に中間周波がもう一段入ってて特殊なＩＦＴトランス（手作り）を入れた入魂の作品でした。
　但し私の時代にはＳＴ管は無くＭＴ管で作りましたし既にトランジスタによる受信機も出てました。
　ちなみに当時神童だった私は１５歳で天才になり二十歳で「タダの人」になりましたとさ・・・寝ます。
by うんちく (2007-01-16 00:51) 

>うんちくさん
なるほど、真空管にも色々とある訳ですな。取りあえずWikipedia。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%9C%9F%E7%A9%BA%E7%AE%A1
ここにマジックアイ無しの6球が出ておりました(6-A4)
昭和26年で18,800円。
http://www.d3.dion.ne.jp/~t_uchita/koukoku/1951/s26.htm

しかし神童〜天才〜タダの人から、今では蘊蓄とは。
また色々ご教授下さい。お疲れさまでした。
by gop (2007-01-16 08:51) 

>最初に、ガラクタ発言の件、大変失礼...

いやいや、アレをガラクタと言わずしてなんとしましょうか。(笑)
by 117おやじ (2007-01-16 18:10) 

>117おやじさん
先ほどお邪魔してコメント書こうとしたら又ココログはメンテ中の様で。
HMのMT、私が2度程ガリガリしちゃいましたから...ご免なさい。
ウチのは丸ごとガラクタです...
by gop (2007-01-16 18:34) 

うんちくさん >

> 標準信号発生器とかシンクロスコープとか測定器はほぼ完備してますんで請負ますよ。

どうでも良いけどシンクロスコープなんて言葉は死語です。(w
私が小学生の時に使ってたオシロはシンクロスコープという名前でしたが。

GoPさん >
> ネットを探すと回路図までアップされてました。便利な世の中だ。
> http://radiokobo.sakura.ne.jp /G/circuits/5/nationalAS-450.h tml
> これがあれば治るかな。

こちらにもSSGやデジタルオシロを始め測定器は揃ってますので、球の問題でなければ直せますよ。
by Capitano (2007-01-16 23:44) 

>Capitanoさん
ありがとうございます、お詳しい方々が沢山いらして心強い限りです。
その折には宜しく御願い致します。
by gop (2007-01-17 06:05)