木曽福島機関区 C12 69 1973.12.23(日曜日)
- 蒸気機関車
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昭和48年暮れ、蒸気機関車末期の中央西線 木曽福島... C12 69が入れ換えを開始、これから上松まで一往復の仕業。
昭和48年暮れ、蒸気機関車末期の中央西線 木曽福島...
誰も居ない扇形機関庫、曲面に整然と並ぶガラス窓、レンガ積みの壁が美しい。
庫内にはデフ付きゼブラ模様のC12 199と230、それに休車中のD51 172。
外は小雪が舞い始め...
未だ若い機関士の真新しい軍手が印象的。
以下、撮影ノートより。
早朝 4:45起き出発、しなの1号(名古屋 7:00発 クハ381-3)自由席で木曽福島へ。途中多治見辺りで雪がちらつき始め、中津川は雪景色(7:52着)木曽は大雪かと思いきや山を超えると小康状態、木曽福島には 8:38着、最新鋭振り子特急「しなの」所要時間1時間38分(キハ181は二時間)
ちょうどC12 69が出庫し、入換作業を開始する。機関区で撮影許可を取り、下の注意書と黄色の紐(腕章)を頂き、誰も居ない扇型車庫をゆっくり見学撮影。10:00発しなの2号(未だ残るキハ181)撮影後、駅前食堂「ほ忠」で遅い朝食を頂き(天ぷら蕎麦と五平餅)中山道を少し散策。
昼過ぎ C12が入れ替え作業を再開、相変わらず雪はちらつき冷える。再度構内に入り 上松入れ替え出発(14:30)まで撮影、しなの3号(木曽福島 14:42発 クハ381-9)自由席で帰る。中津川は大雪、暖かい車内で弁当(遅い昼食)を食べ うとうと・・名古屋には16:19着。当然雪は降っていない。
NikonF2 / NikomatEL 24mm. 35mm. 55mm. TRI-X
この注意書き用紙、不要になった乗務記録表の裏を利用。
(仕業番号、機関車形式、機関車番号、換算車数、燃料換算率等記入)
その木曽と言えば「正調 木曽節」
木曽のナァ〜 なかのりさん、木曽の御岳 ナンチャラホイ〜♪
で、全国的に有名な郷土民謡
あまり知られていなかったこの民謡を世に出したのは、大正4年から12年間
福島町長を勤めた伊東 淳(いとう すなお)氏(1876 - 1942)
http://www.chiiki-dukuri-hyakka.or.jp/1_all/jirei/100furusato/html/furusato044.htm
でこの方、私が何時もお世話になっている方の「ひい」お爺様
やはり血は争えないと痛感した次第...