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鉄道省1275形 大正十一年(1922)ドイツ コッペル社製 新潟臨港が購入、1941年 国有化後、1943年 日本ステンレスに払い下げ、1971年 大井川鉄道が購入、千頭〜川根両国間で運用開始、現在は新金谷駅前プラザロコにて静態保存。
国鉄10系 15 明治十四年(1891)プロイセン王国(現在のドイツ北部)クラウス社製 九州鉄道が購入、1925年 東京横浜電鉄譲渡、1931年 留萌鉄道(北海道沼田町明治鉱業)譲渡、1964年 沼田町で保存 動態復元、1973年 大井川鉄道 運用開始、現在は沼田町に返還、同町文化財として保存。右の電車は元名鉄の3800系3829 昭和二十四年(1949)製。
当時大井川鉄道では、千頭駅から川根両国(貯木場)までの約700m、井川線と並行して大井川沿いに構外側線が走っており(通称リバーサイド線)本線にC11が走る前からこの側線を利用して、貴重な日本鉄道黎明期の小型蒸気機関車を走らせていた。大型のターンテーブルが無く機回しが出来ないため、川根両国行きはバック推進運転だった。大井川護岸工事及び道路拡張工事により、1989年で側線は廃線、小型蒸気機関車の運行も終了となった。