プリンス・エドワード島:神様編 [漫画 アニメ]

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God's in His heaven All's right with the world.
「赤毛のアン」第50話 最終回、最後の台詞(以下 4:45〜)
元はイギリスの詩人 ブラウニング創作の劇詩 "Pippa Passes" の中で少女が歌う劇中歌最後の一行。
アンに於いては「この世は神様の思し召し通り、いま最善を尽くせば、次の扉は自ずと開かれる」といった意(日本語訳は訳者で異なり「神は天にいまし、すべて世は事もなし」はアニメ版のみ)
因みに "Anne of Green Gables" 作者、ルーシー・M・モンゴメリは 1906年 31歳で長老派教会の牧師 ユーアン・マクドナルドと婚約、二年後 1908年 "Anne of Green Gables" を出版、ベストセラーに。三年後の1911年 ユーアン牧師と結婚、モンゴメリは本冒頭でもブラウニングの詩を引用している。

上写真の教会は 街のランドマークでもある「セント・ダンスタンス・バジリカ教会」1896年建造、1919年に再築。高さ200フィート(61m)の二つの尖塔とパイプオルガンを備えた石造りの大聖堂。祭壇上にある14フィート(4.2m)の美しい円形ステンドグラスには大勢の天使が舞う。モンゴメリやアンが過ごした時代を彷彿とさせる重厚なゴシック様式の建物。https://www.stdunstanspei.com
アンが初めてシャーロットタウンを訪れたのは13歳。親友ダイアナの叔母 ジョセフィン・バリーの豪邸に招待され、食事や音楽会に連れて行ってもらったアン、グリーン・ゲイブルズへ戻りマシュウとマリラに街での出来事を報告する。「本当に素晴らしかったわ。私の生涯の一大事だったんだって気がするの。でも一番良かったのはね、一番良かったのは、家に帰ってくることだったわ。」
補足:アン最後の台詞 "God's in His heaven All's right with the world!" は 新世紀エヴァンゲリオン "NERV" のロゴマークにも書かれている。半分にされた葉はカナダ国旗と同じメイプルリーフ。

使徒襲来を予言した「裏死海文書」を発見したゼーレは「人類補完計画」を遂行するため「神の思し召し(裏死海文書)に従い(エヴァを使って)人類を本来あるべき姿へと導いてゆく(原点回帰)」と言った、アンとは異なるエヴァ的解釈?(アン 1979年、エヴァ 1995年)
ロブスター編へつづく・・https://987.blog.ss-blog.jp/2023-07-14
(7.7 七夕 記)
約半世紀、私が見て感じて撮影した「モノ」の写真を載せております。著作権の放棄はしておらず無断転載厳禁としております。ご入用の場合その旨コメントをお願い致します。
庵野監督、高畑監督作品は当然全てリアルタイム、畏敬の念を持って見ていただろう。エヴァのテーマが宗教絡み故、拝借したと言うことか。
仮面ライダーの次はアン続編、シン・アンノ青春(アンの青春)を期待。
by pogpog (2023-07-08 01:36)
> 庵野監督
火垂るの墓に作画スタッフとして参加していたらしい。奥様が二人の夫婦生活を描いた漫画「監督不行届」でアンもネタにしている。面白い。
https://comici.jp/corkagency/episodes/ecbd306ad0e8c
by gop (2023-07-08 08:51)
ベースにある教養がずいぶん違うんですねえ。
gopさんの分を拝見しても半分以上チンプンカンプンなのが情けない。
きれいな風景と街並みと美味しそうなピザ...最高ですね。
by ナツパパ (2023-07-08 09:06)
岡田斗司夫が語る富野監督(ガンダム)と赤毛のアン 12:45〜
https://www.youtube.com/watch?v=HWjg-odOtkI
by pogpog (2023-07-08 14:48)
> ナツパパさん
教養か否かは別として、ベースは世界名作劇場を見てたor見てない・・だけかと^^ 来週は宮崎監督の新作も公開されますし、ジブリと庵野作品は押さえておいて損はしないと思います。
by gop (2023-07-08 21:00)
> 富野監督
高畑勲展で「赤毛のアン」の展示を見る。
https://twitter.com/tominoexhibiti1/status/1410451303919067136
ミハルの家はグリーン・ゲイブルズの変形なのは有名な話。
https://www.facebook.com/photo.php?fbid=362552401540905&set=p.362552401540905&type=3
by gop (2023-07-08 21:01)
茂木健一郎『赤毛のアン』が「奇跡」の傑作である理由。
https://www.youtube.com/watch?v=XDVbcUznC2o
by pogpog (2023-07-09 06:42)
> 茂木先生
激しく同意。アンは子供の頃が面白い。それが大人の理想女性像に変化していく過程が魅力。アンもガンダムもファーストがベスト。
by gop (2023-07-09 09:32)
> 茂木健一郎:人間は成長するため、アニマやアニムスを必要とする。
「赤毛のアンに学ぶ幸福になる方法」
https://www.youtube.com/watch?v=6gFMVDjTkQQ
「赤毛のアン」「原節子」がいたから今の自分がある(上講演の纏め)
https://news.infoseek.co.jp/article/president_25869/
思い返せばアニマに近かったのかも知れない(アニメなのに)
by gop (2023-07-10 05:30)
アニメーションの語源は、魂や生命を意味するラテン語アニマで、
https://mainichi.jp/articles/20190708/ddm/001/070/154000c
Wiki>近代になってユングが独特の用語として用いる、とある。
by pogpog (2023-07-10 16:10)
アニメではなく、小説(原書)のアン・シャーリーと東京物語の原節子と言う所が如何にも脳科学者。アンはまだしも高校時代に原節子は・・
by gop (2023-07-11 06:05)
監督不行届の一コマ。
奥様「ああ、なんてステキなのマシュウ!」「マシュウ!!!」(二回目)
監督「・・・そ」「そうさのう・・・」には笑った。
by pogpog (2023-08-04 07:15)
> 監督不行届巻末の用語解説より
「赤毛のアン」は1979年放送のTVアニメ。モンゴメリーの原作小説をさらに掘り下げた高畑勲の演出と、それを支えた故 近藤喜文のキャラクターが素晴らしい(中略)マシュウは素朴な人柄で、アンの夢見がちな会話に振り回されながらも、いつも「そうさのう」と優しいリアクションを返します。
近藤喜文展 https://www.ctv.co.jp/event/kondo/
by gop (2023-08-04 22:46)