ロータリー40年 -3 [MAZDA]
Mazda RX-500 モーターショーカタログ (1970)
1970年 第17回東京モーターショー 東洋工業 総合カタログ表紙
RX-500をデザインされたのは、後のデザイン本部長、福田成徳氏
福田氏は2004年の「CG DAY」で復刻スケッチを公開された(私もちょうどその場に居た)
http://www.nigensha.co.jp/cgclub/SM2004/02talkshow06.html
カペラのレース用12Aペリをミドシップ搭載、実走可能 複数台(3台?)作られシルバーの車両が現存する
http://www.carstyling.ru/car.aspx?car_id=2174
某サイトより借用(上のサイトにある写真と同じ場所と思われる)
パワーユニット含め 明らかにM.B. C111を意識したデザインだが、魅力的
http://blog.so-net.ne.jp/987/2007-06-30
スペースフレーム+FRP・ABSボディ(車両重量 850kg)
ペリフェラルポート 573ccx2ローター(カペラ用スポーツキット含) 日本気化器製ダウンドラフトウェバーx1
4輪ベンチレーティッドディスク(F:10.5インチ R:11.0インチ)住友製 4ポットキャリパー 自社製 4速ミッション
最高速 250km/h(計算値)
CG1971-02 に三次に於ける小林編集長のインプレッションあり
このまま東京まで乗って行ってもいいと言われれば、躊躇無く出発した
海外版「ロータリーエンジンの本」(1970)
「時代は往復運動から回転運動へ」 1970年代で往復運動は駆逐される筈だった?
カペラロータリーCM (YouTube)
http://www.youtube.com/watch?v=ciDi_LL4JTk&mode=related&search=
参考サイト
イノウエさん「ひと・くるま・ばいく」RX-500
http://cgc5081.cocolog-nifty.com/cgc5081/2007/07/post_e39c.html
ヨウモデリ RX-500(少々太り過ぎ?)
http://shopping.hobidas.com/shop/hobidas-direct/item/NEK00204.html
カタログ裏面
つづく
約半世紀、私が見て感じて撮影した「モノ」の写真を載せております。スマホでは見辛いので画面一番下「PC版を見る」を選択ご覧下さい。著作権放棄はしておらず、無断転載はご遠慮願います。
時代ですよね。MXはG型にこだわり続けなくてはならなかったし、一方○○ではという巡り合わせですしね。仕方ないです。
by 戸川流 (2007-09-15 02:42)
私の同級生がRX2の中山仕様に町乗りで乗ってました。KONIとかNARDIとかトランクから給油する安全タンクとか・・・。刺激うけましたなあ。
by 戸川流 (2007-09-15 02:46)
ほんとあのとき30年前にKONIの赤はカッコ良かったです。私は買えなくてTOKICOのプロドラGでしたがね。でも高校生のときが良かったかも、大学行ったら、いきなりLの2950とかが並んでましたからね。ショックの交換からは隔世でした、隔世。大隔世。
by 戸川流 (2007-09-15 02:54)
私のロータリーフィーリングはその12Bダンドラウエーバーでした。よどみなく吹けあがる感覚は当時Lの直4に乗ってた私はびっくらこきました。
by 戸川流 (2007-09-15 03:17)
明日は早く起きないとナア、gopさんはもうそろそろ起きる頃だろう。
by 戸川流 (2007-09-15 03:19)
> 戸川流さん
夜遅くに沢山コメントありがとうございます(^^
> 時代ですよね。MXはG型にこだわり続けなくてはならなかったし
1970年モーターショーは国内メーカー4社揃ってミドシップスーパー
スポーツを展示した年でした。それはそれは感激したものです。
> ショックの交換からは隔世でした、隔世。大隔世
隔世して、覚醒して、廓清しちゃった訳ですね(^^
> よどみなく吹けあがる感覚は当時Lの直4に乗ってた私はびっくら
> こきました。
戸川流さん、学生時代はサニーにお乗り?
> 明日は早く起きないとナア、
> gopさんはもうそろそろ起きる頃だろう。
今日もお仕事ですか?お疲れさまです。私は遅めに起きました(^^
で、この写真、先のファミリアのカタログ意識して撮ったんですけど..
http://blog.so-net.ne.jp/987/2006-06-17-1
by gop (2007-09-15 06:23)
ロータリーエンジンにしても、車の造りにしても、夢や遊びが溢れていますねえ。
こういうモノがないと、車ってただの実用品としか扱われなくなってしまいそう。
たしかに実用品ではあるのですが、でも...
アメリカもヨーロッパもそして日本も、自動車メーカー皆さんお疲れみたいで...
いっそ中国あたりのメーカーに期待してみましょうか。
by ナツパパ (2007-09-15 14:48)
今時の理屈で言えばこのあたりのクルマってもう全然存在価値が無いんでしょうけど逆に近頃の車って夢も遊び心も無いですよね。
便利で楽しくて目立つ装備がテンコ盛りの満艦飾的なクルマばかり。
オマケにFFの直四かV6の横置きエンジンではどうディザインに工夫を凝らしても似た車になってしまい没個性が一段と加速。
勿論クルマは便利な道具の一面が無ければならん訳ですが皆右へ倣えみたいで・・・
by うんちく (2007-09-15 17:40)
こんにちは。
一瞬、512BBかと思ってしまいました(笑)。
この時代のクルマが、僕は一番好きなので、前回同様、今回もとても楽しく拝見させて頂きました。
by セイウチ (2007-09-15 18:03)
RX-500って存在すら知りませんでした。何かマッハGoGoGoに出てきそうな雰囲気です。
確かコスモAPがRX-5でしたよね。何か繋がりがあるのかな?
あと初代のカペラは特に好きでしたねえ。
サーキットの狼では、超脇役の国産軍団のうちの1台だった記憶が・・・。
あの漫画、国産ではトヨ2くらいしかまともに出てこなかったんで酷いよねえ。
by sugimecha (2007-09-15 19:47)
> あの漫画、国産ではトヨ2くらいしかまともに出てこなかったんで酷いよねえ。
準レギュラーの土方年男はフェアレディZ,魅死魔国友はZ432Rに乗ってますが何か?
by Capitano (2007-09-15 21:28)
>Capitanoさん
ど、どーでもいーとこに反応しないでくださいよ。ロータリー関係ないし。(^^;
あとレギュラーでは山岸みのり(左近の彼女)が赤いコスモスポーツで出てましたね。
公道グランプリではすぐに援交?じゃなかった、エンコしてましたが。(汗)
by sugimecha (2007-09-16 07:05)
> ナツパパさん
> ロータリーエンジンにしても、車の造りにしても、
> 夢や遊びが溢れていますねえ。
高度成長期、日本の主力工業製品(クルマ、カメラ、時計)の何れもが
絶頂期にありましたよね。それを作る側も、受け取る側も、夢と希望に
満ち溢れていた時代でした。
> こういうモノがないと、車ってただの実用品としか扱われなくなって
> しまいそう。たしかに実用品ではあるのですが、でも...
モノが行き渡り、衰退期を迎えると同時に夢と希望も消えて行くのかも。
最近そのサイクルが俄に速くなりましたが、果たして良い事なのか..
> いっそ中国あたりのメーカーに期待してみましょうか。
あちらでは日本の方々も頑張っておられます、期待しても宜しいのでは。
日本も欧米の技術を真似する事から始まった訳ですし。
by gop (2007-09-16 07:57)
> うんちくさん
> 今時の理屈で言えば、このあたりのクルマってもう全然存在価値が
> 無いんでしょうけど、逆に近頃の車って夢も遊び心も無いですよね。
前にも書きましたけど、正に「車の白物家電化」なのでしょうね。
今や車は富の象徴でも何でもありませんし、趣味の対象にもなり辛い。
117でナンパ出来る時代では無くなりましたね(^^
> オマケにFFの直四かV6の横置きエンジンではどうディザインに工夫を
> 凝らしても似た車になってしまい没個性が一段と加速。
日本に於いては衰退期どころか、終焉期。二極分化も致し方なし...
財布の軽いオジサン達には暮らし辛い世の中で。
by gop (2007-09-16 07:58)
> セイウチさん
> こんにちは。一瞬、512BBかと思ってしまいました(笑)。
当時日本でもミドシップスポーツが生まれる土壌はあったのですけどね。
> この時代のクルマが、僕は一番好きなので、前回同様、今回もとても
> 楽しく拝見させて頂きました。
ありがとうございます、もう一回だけお付き合い下さいませ(^^
by gop (2007-09-16 07:58)
> sugimechaさん
> 何かマッハGoGoGoに出てきそうな雰囲気です。
スルドイですね、私もノーズはマッハ号を参考にしたと睨んでます(^^
(マッハGoGoGoは1967年)
> 確かコスモAPがRX-5でしたよね。何か繋がりがあるのかな?
RX番号での繋がりは無いと思いますよ。
コスモAPを担当されたのは福田さんでは無い様ですし。
ちょうどトロツキーさんが載せておられました(^^
http://jt221f.at.webry.info/200709/article_6.html
> サーキットの狼では、超脇役の国産軍団のうちの1台だった記憶が・・
> あの漫画、国産ではトヨ2くらいしかまともに出てこなかったんで
> 酷いよねえ。
隼人ピーターソンね(^^
>> 準レギュラーの土方年男はフェアレディZ、魅死魔国友はZ432Rに
>> 乗ってますが何か?
> ど、どーでもいーとこに反応しないでくださいよ。
甘かったですね(^^
> あとレギュラーでは山岸みのり(左近の彼女)が赤いコスモスポーツで
> 出てましたね。
こんなサイトがありました、コスモもZも出てます(^^
http://www.mondo21.net/car_bike/ookami/index.html
京極さくらは良かったなぁ。
by gop (2007-09-16 07:59)
所で冒頭の写真、雑木林にRX乗り入れてカップルで何やってるんですかね?
そもそもあんな雑木林に車高の低いクルマが乗り入れ出来る訳が無いし・・・・え?野暮な疑問??そかなぁ。
by うんちく (2007-09-16 09:52)
ロータリーの抱える問題点。
前述の表面積が広い点の続きとなるのですが。
この両サイドが平面である点は、過給をした時に辛くなるのです。
気密を保つためにローター側には長いシール材(ピストン・リングと同じ役目)が入っています。これが長いのです。
レシプロのピストン・リングは円形です。そしてシリンダー径より僅か広く作っています。つまりそれをシリンダー内へ入れると言う事は、シリンダー側へ自然と広がり密着するのです。ピストン側の溝は位置を固定するだけのものとなります。
ロータリーでは、サイドが平面である為に、リングをローター側から外に押し出してやらなければ密着できないのです。
そして、それがローターの両側にある訳ですから、表面積が広いのと相まって、過給した時に気密を保つのが苦手となります。
過給した場合、当然ですがアペックスシールへも、負担が掛かります。過給はできますが、エンジンとしての寿命が短くなるのを承知していなければならないのです。
更に、ロータリーならではの問題点なのですが。
吸気するのに時間が不足する点です。
回転が低い時には問題とならないのですが、とても高回転域まで回るエンジンです。
その時に、十分に吸気するだけの時間と負圧が不足してくるのです。
ですからサイド面からの吸気口で少しでも長く吸気できる時間を稼いでいる訳です。しかし、サイド面に穴が開く事は平面の剛性が低下する事も意味します。
レシプロでは、吸気バルブは上死点から徐々に開き始めて、下死点までの間は開きの状態で良い訳です。現実にはそのようにはなりませんが、バルブを開けている時間が長く取れると言う事です。そしてピストンが下死点において、最大の負圧となります。
対してロータリーにおいては、ローターが回転する時に、吸気する体積が変化する事で負圧を発生させいてます。
このローターが回転して行く時に、最大の負圧が発生する時に、逆に吸気口に次の山が向かってくる為に、入りが絞られる事となる訳です。
ですからサイドから吸気すると、少しでも長く吸気を続けられる訳となるのです。
ロータリーでの勘違いしやすい点があります。
ロータリーでは、一回転する間に3回爆発するから、レシプロでは6気筒相当に値する。だから1ローターでも十分に走る。確かに3回爆発しても、それが無理なのです。
ロータリーは、ローターが常に位相を変化させて回転していますから、ある意味でローターは偏芯しているのです。(純粋な円運動はタービンやモーターだけなのです。)
つまりは1ローターでは振動が発生してしまうのです。
では、レシプロではどうなるか?クランク軸にカウンター・ウェイトをつけていて、振動を打ち消しています。更には三菱の特許ではサイレントシャフトで二次振動を反対に発生させて、更に打ち消しています。この技術はポルシェも三菱からライセンスを受けて採用していました。
ですからロータリーは最低でも2ローターなければ、振動を低減できないのです。3ローター以上(20B)で、フルバランスとなります。
読まれた方で、何かネガティブな話が続くなぁ~と思われるかもしれませんが、ロータリーの高回転には次の点が寄与しています。
まずは、ローターが大きくて重い。と書きました。しかし、それは単体での話。エンジン全体で見ると、レシプロのようにシリンダー数が増えれば大きくなります。また、カウターウェイトを含めての動体での重量(マス)では、圧倒的にロータリーの方が有利(軽量)となるのです。
レシプロでは、爆発間隔(直6で、120度都度)が、どうしても開きますから、フライホイールをクランク軸に、相応におかなければなりません。
しかしながら、ロータリーでは、ローター自体がフライホイールの役目を兼ねていますから、フライホイールが最小限で済んでいます。(ローターが重たい事の反面なのです。)
と、今日はこれまで。台風の雨が降ってきています。
by ハッピーリバー (2007-09-16 10:11)
> うんちくさん
> 所で冒頭の写真、雑木林にRX乗り入れてカップルで
> 何やってるんですかね?
こちらにもっと良く判る写真があります(^^
http://www.carstyling.ru/resources/concept/large/70mazda_rx-500_03.jpg
> そもそもあんな雑木林に車高の低いクルマが乗り入れ出来る
> 訳が無いし・・
何となく合成みたいですね(^^
> え?野暮な疑問??そかなぁ。
早く117を治して実践してみよう! って、30年遅いって(^^
by gop (2007-09-17 17:50)
> ハッピーリバーさん
平面の存在しない円形ピストン完全円運動エンジン、Capitanoさんが
言われるEsselbeエンジン?こそ、究極のロータリーかも知れませんね。
ただ量産となると問題山積みであろうことは容易に想像付きますが。
あとCapitanoさんから質問が来ておりましたよ。
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> ロータリーは元々が車に積むために開発されたものではありません。
> 船舶のエンジンとして開発されています。
> ですから燃料は。重油です。
具体的にどのエンジンの事を言われていますか?
by Capitano (2007-09-15 22:47)
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> 台風の雨が降ってきています。
三連休こちらは真夏の陽気でした... 報告は後日。
by gop (2007-09-17 17:52)
RX500ですね、嬉しいです。
初めて見たときは驚きました!黄色に黒のツートン、200km/hでスピードメーターの表示が変わると解説ボードに書かれていました。
RX500の復刻スケッチ、良いですよね。実は依頼したのです。
カタログ裏面のカペラ4Dr、15日の筑波を走っていました。2Drは見ますが4Drとなると見る機会が激減します。
そうそう、ファミリアも4Dr TSSが走ってました。こちらも貴重な固体と思われます。ナンバーから想定するとワンオーナー車のようでした。
by イノウエ (2007-09-17 18:46)
> イノウエさん
> RX500ですね、嬉しいです。初めて見たときは驚きました!
1970年のモーターショーは感激でした、各社プロト良く覚えてます。
> 復刻スケッチ、良いですよね。実は依頼したのです。
そうでしたか。実車も公開して頂ける様、宜しくお伝え下さいませ。
> ファミリアも4Dr TSSが走ってました。
このファミリア、何方のデザインなのでしょう?福田さんでは無い様な。
by gop (2007-09-17 20:22)
以前、マツダ本社の方と話をしていて、RX500は、「あそこの倉庫の裏に有る」という話を聞きました。「是非、見せて下さい」とお願いはしましたが・・。
福田さんから聞いていませんが、このファミリアは福田さんじゃないと思います。福田さんの「線」じゃないよに見受けられます。
ご存知のように、福田さんのデザインは、初代ファミリアパン、RX500、サバンナ、カペラ、NAロードスター・・・RX-7、ユーノス500。最新作はオートバックスのmm1、mh1のロードスター。
by イノウエ (2007-09-17 20:58)
現在のロータリーエンジンの大元となる、ローターとハウジングが常に三ヵ所が接地して回転運動をする事は、1900年以前から知られていたと記憶しています。
バンケル博士は、小型エンジンで具現化したのであって、一から全てを開発したのでは無いと言う点です。
今から30年以上前に、私がまだ高校生の時に、大学で機械を専攻され、赴任されたばかりの先生から、船舶に搭載されたロータリーエンジンの写真を見せて頂いたのです。
この時の記憶では、ローターは人の丈よりもまだ大きいものでした。
ロータリーは車やバイクだけのエンジンだけではないと、この時知りました。
ロータリーは、大抵の燃える燃料であれば使えると言うのも、この時に教わりました。
by ハッピーリバー (2007-09-17 21:54)
それと、飛行機のエンジンで、中のクランク軸が固定されて、外側が回転するのがありましたが、私なりの考えを述べさせて頂くと、下記の如くになります。
往復運動するエンジンは、脈動が必ず発生します。その為には重たいフライホイールが必要となります。しかしながら飛行機にとっては、重量増となる訳ですから、出来ない相談となります。
このフライホイールの代わりに大きなプロペラ(重い)を用いれば、代わりになりますが、プロペラだけを大きくする訳にはなりません。飛行機としてのバランスがとれなくなります。
つまり、エンジンそのものを、フライホイールの代わりにしたと考えるのが自然ではないでしょうか。
クランク軸を固定していても、フライホイールとなるエンジン自体がプロペラと一緒に回転する訳ですから、問題は解決します。
しかしながら、その後のエンジンの発展を見れば、多気筒化により、ゼロ戦の栄エンジンでも、僅かなフライホイールをプロペラ直後に置いて解決しています。
更に、終戦間際には、そのフライホイール部を遠心過給機にしたエンジンも存在しています。
完全な円運動による、出力を取り出せるのは、ガスタービンとモーターだけと、思っています。
そのガスタービンですら、燃焼器の数と配置等が未だに試行錯誤されています。
少しマニアックな書き込みとなりましたので、今度からは分かり易くします。
by ハッピーリバー (2007-09-17 22:04)
Gopさん
>>早く117を治して実践してみよう<<
ですね・・ぼちぼち阿弥陀クジでも作って希望者の整理しなきゃ・・(夢)。
知らない間にアカデミックな話になってますね。
栄エンジンは元々ジュピター系の流れを汲むエンジンだそうですが更にそれを大出力で小径化したのが誉。
ギリギリの線を狙って小型高性能化した中島に対して全て余裕を持たせた三菱の金製とは対極を成すエンジンです。
所でロータリーの燃費の悪さに困ったワタシはこっそり灯油を混ぜて走った事が有ったんですが流石に2スト並みの煙で諦めました。
何でも燃やせる内燃機と言えばディーゼル機関ですが開発しルドルフさんは有り余る石炭粉を直接燃やしたいと考えて開発したそうです。
ただ考えて見ればどんなに微粉化しても潤滑の問題は解決出来なかったでしょうけどね。
結局ルドルフさんが存命中にはディーゼル機関は実用化されず赤貧に喘いだルドルフさんはアメリカに渡るんですが新天地に到着する前に大西洋に身を投げその生涯を終えます。
ルドルフさんもバンケルさんも同じドイツ人・・・何となく民族性を感じます。
by うんちく (2007-09-17 23:11)
> イノウエさん
> RX500は「あそこの倉庫の裏に有る」という話を聞きました。
> 「是非、見せて下さい」とお願いはしましたが・・。
何故見せてくれないんでしょうねぇ、減るもんじゃ無し(^^
見せてくれるなら、私有休取ってマツダミュージアム行きますよ。
> 福田さんから聞いていませんが、このファミリアは福田さんじゃない
> と思います。福田さんの「線」じゃないように見受けられます。
私もそう思うのですが...
by gop (2007-09-18 17:46)
> ハッピーリバーさん
> 現在のロータリーエンジンの大元となるローターとハウジングが常に
> 三ヵ所が接地して回転運動をする事は、1900年以前から知られて
> いたと記憶しています。バンケル博士は小型エンジンで具現化したの
> であって一から全てを開発したのでは無いと言う点です。
これとか、それっぽいですよね。
The Eve Rotary Engine(1825)
http://www.dself.dsl.pipex.com/MUSEUM/POWER/rotaryengines/rotaryeng.htm#eve
> ロータリーは大抵の燃える燃料であれば使えると言うのも、この時に
> 教わりました。
なので、うんちくさんの様な方が現れる訳で(^^
> 往復運動するエンジンは、脈動が必ず発生します。
> その為には重たいフライホイールが必要となります。
<途中カット失礼>
> つまり、エンジンそのものをフライホイールの代わりにしたと考える
> のが自然ではないでしょうか。クランク軸を固定していてもフライホ
> イールとなるエンジン自体がプロペラと一緒に回転する訳ですから、
> 問題は解決します。
Capitanoさんが書かれた 1. rotary piston-engine がそれですね。
http://en.wikipedia.org/wiki/Rotary_engine
> 完全な円運動による出力を取り出せるのは、ガスタービンとモーター
> だけと、思っています。そのガスタービンですら、燃焼器の数と配置
> 等が未だに試行錯誤されています。
ガスタービンは1960年代、クライスラーがモニター車を作って日本にも
持ち込んでいましたね。これも早40数年経ちましたが、未だ...
http://www.geocities.co.jp/HeartLand-Suzuran/6261/turbine_cars.html
内燃機関とは言えませんが、モーターが究極の円運動なのでしょうね。
その意味に於いて、やはりポルシェ博士は凄いです。
http://www.hybrid-vehicle.org/hybrid-vehicle-porsche.html
> 少しマニアックな書き込みとなりましたので、
> 今度からは分かり易くします。
申し訳ありません、文章だけですと私の様な素人には判りにくく(^^
by gop (2007-09-18 17:47)
> うんちくさん
>> 早く117を治して実践してみよう<<
> ぼちぼち阿弥陀クジでも作って希望者の整理しなきゃ・・(夢)
希望者殺到(^^?
> 知らない間にアカデミックな話になってますね。
私の意図する所でも無いのですが(^^
> 栄エンジンは元々ジュピター系の流れを汲むエンジンだそうですが
> 更にそれを大出力で小径化したのが誉。ギリギリの線を狙って小型
> 高性能化した中島に対して全て余裕を持たせた三菱の金星とは対極
> を成すエンジンです。
この辺りは門外漢なのでフォローはCapitanoさんにお任せします(^^
ちなみに私の父は三菱名古屋で、その「金星」を作っておりました。
なので「秋水」のロケットエンジンも見る機会があったそうです。
> 所でロータリーの燃費の悪さに困ったワタシはこっそり灯油を混ぜ
> て走った事が有ったんですが流石に2スト並みの煙で諦めました。
脱税行為はしちゃいけません(^^
> 結局ルドルフさんが存命中にはディーゼル機関は実用化されず赤貧
> に喘いだルドルフさんはアメリカに渡るんですが新天地に到着する
> 前に大西洋に身を投げその生涯を終えます。
一説にはドイツ諜報機関による殺害説もある様ですけど、
http://d.hatena.ne.jp/pract/20050318
これもCapitanoさんの領域と言う事で(^^
> ルドルフさんもバンケルさんも同じドイツ人・・・
> 何となく民族性を感じます。
ポルシェ博士然り、動くモノに執着心が強いのでしょうかねぇ。
by gop (2007-09-18 17:48)
> 今から30年以上前に、私がまだ高校生の時に、大学で機械を専攻され、赴任されたばかりの先生から、船舶に搭載されたロータリーエンジンの写真を見せて頂いたのです。
> この時の記憶では、ローターは人の丈よりもまだ大きいものでした。
> ロータリーは車やバイクだけのエンジンだけではないと、この時知りました。
その事と、
> ロータリーは元々が車に積むために開発されたものではありません。
> 船舶のエンジンとして開発されています。
> ですから燃料は。重油です。
はどの様に関係するのでしょうか?
by Capitano (2007-09-18 23:35)
>> 栄エンジンは元々ジュピター系の流れを汲むエンジンだそうですが
>> 更にそれを大出力で小径化したのが誉。ギリギリの線を狙って小型
>> 高性能化した中島に対して全て余裕を持たせた三菱の金星とは対極
>> を成すエンジンです。
> この辺りは門外漢なのでフォローはCapitanoさんにお任せします(^^
またですか。(w
>> 栄エンジンは元々ジュピター系の流れを汲むエンジンだそうですが
これはおっしゃる通りです。
ただ、ジュピター直系の寿エンジン("じゅ"は、"ジュピター"の"じゅ")に比べ、栄は寿を改設計しまくってるので、ジュピターの面影は無いですけどね。
> 更にそれを大出力で小径化したのが誉。
誉の狙いは確かに大出力小径化ですが、大出力化はともかくさすがに直径は栄より30mm大きいです。
まあそれでも当時の世界の空冷星型2,000馬力級エンジンとしては例を見ない小径エンジンですが。
by Capitano (2007-09-19 00:06)
> 一説にはドイツ諜報機関による殺害説もある様ですけど、
> http://d.hatena.ne. jp/pract/20050318
> これもCapitanoさんの領域と言う事で(^^
陰謀説に一々付き合ってたら切りがありません。:-)
まあ本当の所は判らない訳ですから色々な話が出てくるのは無理は無いですが、取りあえずそのWebサイトの話はちょっと変ですね。
大体1910年代以前からRoyal NavyにはDiesel engine搭載の潜水艦が就役してますし。
http://en.wikipedia.org/wiki/British_D_class_submarine
by Capitano (2007-09-19 00:29)